健康長寿の秘訣その19
≪フレイル予防≫
皆様、こんにちは
健康長寿をプロデュースする一般社団法人Le Lien
代表理事健康長寿プロデューサー神山弓子です
今回は『高齢者の老いのパターン』についてのお話です
東京大学高齢社会研究機構の秋山弘子特任教授は
無作為に選んだ60歳以上の高齢者6000人を対象に
高齢者がどのように老いるのかを20年にわたって追跡調査を行いました
日常生活動作(ADL)とは
日常生活を送るために必要な動作です
具体的に言うと
食事、排泄、入浴、整容、衣服の着脱、移動、起床動作です
手段的日常生活動作(IADL)とは
日常動作を送るうえで必要な動作のうち
ADLより複雑な高次な動作です
具体的に言うと
買い物、洗濯、掃除などの家事全般、金銭管理、服薬管理、
交通機関の利用、電話応対などです
男性の場合は
10.9%約一割の人が最後まで心身ともに元気な方がいらっしゃいます
いわゆる、スーパー高齢者アスリートのような方々です
こうした方々は、運動習慣もあり筋力維持・アップに日々努力しています
それ以外は、男性も女性も2つのパターンに分かれます。
63歳ごろから
生活習慣病(メタボ)による脳血管疾患(脳溢血・脳卒中等)で
いっきにIADL・ADLに問題が生じ
70歳ごろには寝たきりになってしまします
もう一つがフレイル(虚弱化)が原因で寝たきりになるパターンです
男性は75歳、女性は70歳ごろから徐々に
筋力が衰え介護が必要となり寝たきりになってしまいます
健康長寿の為には、生活習慣病(メタボ)による脳血管疾患を防ぐために
食生活に気を付けるとともに
運動習慣を身につけることが大切です
更に、筋力低下による虚弱化の坂道を出来るだけ緩やかにすることが大事です
何もしなければ確実に筋力は衰えてしまいます
しっかりと早めの予防対策を取るようにしましょう
最後までお読み下さり有難うございます
今後、フレイル予防についてお伝えいたしますが
次回は『ADL・IADLのチェック方法』について
お伝えいたします