健康長寿の秘訣その4
認知症シリーズ② MCIって何?
皆様、こんにちは
健康長寿をプロデュースする一般社団法人Le Lien
代表理事 健康長寿プロデューサー 神山 弓子です
皆さん、MCIってご存知ですか?
MCIという単語は見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんが、
その中身となるとよくわからない人も多いのではないでしょうか
MCIとは
『軽度認知障害(MCI: mild cognitive impairment)』
ん~ 軽度認知障害と聞いても何だかピンときませんよね
健常者と認知症の人の中間の段階(グレーゾーン)にあたる部分を
MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)といいます
つまり、認知症発症の前段階の症状の事をMCIと言います
MCIは病気ではなく、認知機能が軽度に障害された状態をいいます
そして、認知機能のうち1つの機能に問題が生じてはいますが、
日常生活には支障がない状態なのです
多くは認知症を発症する15年ほど前からMCI状態にあると言われています
ここまで聞いても何だかぼんやりとしていますよね
そうなんです
まさにグレーゾーンなのです
皆さんは認知機能って何だろうとお思いですよね
認知機能とは、周りで起きていることを正しく認識し
それを正しく実行するための機能のことです
例えば見たもの、聞いたもの、匂いをかいだものなど(五感)外界の情報に対して
どのように認識して行動を起こすかというのに必要な機能の事です
見当識というのは見当違いという言葉があるように
場所、日付、時間、人などから自分置かれた状況を判断する機能の事です
認知症の場合は進行すると
季節外れの服を着たり
道を間違えて徘徊したり、迷子になったりします
しかし、MCIはこの中のひとつに軽度の障害が出た状態をいいます
この状態は、多少の物忘れはあるものの
日常生活には全く支障がないレベルの機能低下であるため
年齢相応のものであろうと放置されるケースがほとんどです
早期に発見すれば、認知症の発症を防いだり遅らせたりすることが可能になります
次回は認知症にならないための早期発見
MCIの日常生活に見られるサインサインについてお伝えします
今日も最後まで読んでくださり有難うございます