健康長寿の秘訣その16

『MMSE(ミニメンタルステート検査)』③

皆様、こんにちは

健康長寿をプロデュースする一般社団法人Le Lien

代表理事健康長寿プロデューサー神山弓子です

 

今日もMSSE(ミニメンタルステート検査)についてお伝えします

 

MMSEは日本語で「精神状態短時間検査」と言って

10~15分程度の短い時間で認知機能の障害があるかどうかを調べる検査です

 

MMSEの評価項目は11問で、30点満点中、23点以下認知症の疑い

27点以下軽度認知障害(MCI)の疑いがあると判断されます

 

MMSEの評価項目の構成

 

今回は6項目の質問から

≪物品呼称≫

物品呼称とは腕時計や鉛筆などを見せて何と呼ぶかを尋ねて

そのものの名前を覚えているか

 

またそれを思い起こすことができるか(語想起)を調べます

 

質問は2つ

時計または鍵を見せながら

『これは何ですか?』

 

 

 

 

 

 

 

鉛筆を見せながら

『これは何ですか?』

 

1問正解につき1点です

 

7項目目は

≪文の復唱≫

 

先生が言った文章を繰り返します

一度きりしか言いません

 

少しでも言い間違えると誤答になってしまいます

 

『みんなで力を合わせて綱を引きます』

1回で正確に言えたら1点です

 

8項目目

ここから3つの項目は

 

言葉の意味が理解できているかどうかと共に

失行※1や失読※2など大脳高次機能に関係した機能を調べます

 

※1 それまで当たり前のようにできていたことができなくなること

  運動麻痺や知覚麻痺などはなく、頭では理解しているのにもかかわらず

  動作や行動ができなくなった状態

 

※2 視力や意識の障害,あるいは知能低下がないにもかかわらず

  書字言語 (文字,単語,文) の理解が困難あるいは不可能な症状

 

 

≪口頭指示≫

机に紙を置いておきます

 

『これから私が言うとおりにしてください』

『右手に紙を持ってください』

『それを半分に折りたたんでください』

『私に下さい』

 

3つの動作の1つにつき1点で3点満点

 

さあ、何点取れましたか?

次回は残りの3項目についてお伝えします

 

最後までお読み下さり有難うございます